各種調査
2021年08月06日
ジョブズコミュニティーレポート 2021年8月号 ―アルバイト・パート人材の定着「満足している」が2017年から11.4ポイント増加―
株式会社リクルートでは、採用担当者向けサイト「人材インフォ」のメールマガジン会員に対して、継続的にアンケート調査を行っています。今回は、アルバイト・パートの定着状況について聞きました。
アルバイト・パートの定着状況について聞いたところ、最も多かった回答は「あまり満足していない」「全く満足していない」(各29.5%)で、離職防止に課題感を感じている企業が多いようです。一方で、2017年の結果と比較すると、「とても満足している」と「まあ満足している」の合計が29.5%から40.9%に増加しています。「全く満足していない」は10.9pt減少しており、課題感は残りつつも人材の定着状況は改善していることが伺えます。業界別に見ると、「満足している」という回答が15ポイント以上増加したサービス業、小売業、医療・福祉関連業で定着状況が比較的顕著に改善していることが伺えます。特にサービス業では「とても満足している」が10ポイント増加しています。なお、厚生労働省のデータから環境を比較すると、アルバイト・パートの有効求人倍率(季節調整値)は2017年7月が1.80、最新の2021年6月が1.16でした。
定着率の改善方法として考えられるものとしては、休日や勤務時間など働き方の柔軟な調整のほか、面接によるミスマッチの解消や待遇の改善、初期研修・フォローの充実といったことが挙げられます。JBRCウェブサイトでは、次のような調査や事例をご紹介しています。
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・業界イメージレポート2019
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●その他のアンケート結果はこちらから
リクルート 求人広告ネット 人材インフォ
●本レポートに関するお問い合わせ先
株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター
jbrc@r.recruit.co.jp
調査ダイジェスト
アルバイト・パート人材の定着について、「満足している」が2017年から11.4ポイント増加
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