企業の動向
2023年07月11日
ジョブズコミュニティーレポート 2023年7月号 ―高校生を募集した企業のうち採用できたのは75%―
新たに採用に注力したいターゲットを調査したジョブズコミュニティレポート2023年4月号では、「主婦」37.6%、「学生」35.2%という結果でした。今回は、学生の中でも「高校生」に注目して、直近1年間の高校生アルバイトの募集・採用状況について聞きました。(回答期間:2023年6月16日~6月22日)
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調査ダイジェスト
高校生を募集した企業のうち採用できたのは75%
全体では、高校生を募集した企業は47.0%(「高校生を募集し、採用できた」と「高校生を募集したが、採用できなかった」計)、そのうち75.0%が「採用できた」と回答しました。アルバイトが多いと想定される飲食業や小売業で、高校生を対象にした募集も、採用ができた企業も多い結果になっています。
医療・福祉関連業と製造業・建設業では高校生募集をしている割合は飲食・小売業の約半分程度でした。資格が必要な業務も多いため、無資格の高校生を採用できない、といった事情もあるでしょう。しかし、18歳未満は22時以降の深夜勤務ができないことや、社会人経験がないことを理由に、高校生採用に積極的になれない企業も多いのではないでしょうか。
「高校生だから」「学生だから」ではなく、個人の意欲や個性に注目を
弊社が行った「<学生版>求職者の動向・意識調査」では、アルバイト探しの状況について「仕事が決まったので終了した」と回答した割合は、大学生61.6%に対し高校生は35.2%であり、高校生はアルバイトが決まりづらい状況がうかがえました。そのような状況もあり、本アンケートの結果のように、高校生募集をした企業は、採用できた割合が高いのでしょう。
弊社サイトでは、高校生のアルバイト先としてはなじみの薄い介護施設の事例(アルバイトが見つからない高校生と、人材不足の職場)を紹介しています。「高校生だから」「学生だから」と一概に判断するのではなく、個人の意欲や個性をみて採否を決定することが、人材不足解消には欠かせません。高校生採用が人材不足解消の有効な打ち手になりうるか、ぜひ検討してみてください。
過去のアンケート調査
JBRCウェブサイトでは、本調査シリーズを掲載しています。
・経済活動の再開を受け、人手不足に直面するto C企業が増加
・シニアの採用・活躍課題「適切な仕事がない、分からない」が約5割
●本レポートに関するお問い合わせ先
株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター
jbrc@r.recruit.co.jp
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