企業の動向
2022年12月14日
ジョブズコミュニティーレポート 2022年12月号 ―1年前に比べて人手不足が悪化、コロナ禍前を上回る―
今回は1年前と比べた人手不足について、経営者や採用担当者に伺いました。全国旅行支援や外国人の入国規制緩和などが実施され、行動制限のない年末年始を迎える中、各社の人手不足はどうなっているのでしょうか。(回答期間:2022年11月18日~24日)
調査ダイジェスト
約9割の企業で、1年前より人手不足が悪化・継続
「1年前よりも人手不足が悪化した」と答えた企業は、2020年6月から一貫して増加し、68.6%に上りました。「1年前と同程度の人手不足を感じる」をあわせると90.6%で、コロナ禍前の2019年10月を8.6ポイント上回り、多くの企業で人手不足が悪化・継続していることが分かります。なお、厚生労働省によると、足元の有効求人倍率は1.35倍(2022年10月/季節調整値)で、昨年同月の1.16倍から約0.2ポイント上昇しました。
全ての業種で人手不足がひっ迫
業種別では、「1年前よりも人手不足が悪化した」「1年前と同程度の人手不足を感じる」の合計が、飲食業、製造業・建設業、人材サービス業、運輸業、情報通信業で9割を超え、それ以外の業種でも85%を上回っています。コロナ禍で大きな影響を受けた宿泊業・飲食サービス業でも人材ニーズが回復しており、ハローワークの新規求人数は2021年10月62,068件から2022年10月80,277件へと1.29倍に増加しました(全体平均1.08倍)。
過去のアンケート調査
JBRCウェブサイトでは、本調査シリーズを掲載しています。(レポート本文へのリンクは本ページ下部にあります)
・インバウンド増加に期待高まる 各企業の採用計画は?
・アルバイト・パートの定着「とても満足」「まあ満足」が46.6%
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株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター
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