企業の動向
2022年08月17日
ジョブズコミュニティーレポート 2022年8月号 ―約半数の企業が、直近1年間で単発バイトを募集―
短時間、もしくは短期間の「単発バイト(※)」は、人材不足や繁忙期への対応および、多様化する個人の働き方の1つとして注目されています。今回、単発バイトの募集実態と今後の意向について、経営者や採用担当者にアンケートを実施しました。(回答期間:2022年7月15日~21日) ※短時間(1時間~)や短期間(1日~1週間程)の勤務を想定
調査ダイジェスト
2021年7月以降で単発バイトを「募集したことがある」が46.2%
46.2%の企業が、2021年7月以降で単発バイトを「募集したことがある」と回答しました。業種別では、小売業と飲食業が全体を上回っていますが、営業時間内での繁閑差が大きいため人手の過不足が発生しやすいことや、急な予約や欠員対応のニーズが多いことが理由として考えられます。また、コロナ禍の営業自粛によって離れた働き手の獲得がうまくいかず、やむを得ず単発バイトでシフトの穴を埋めている可能性も考えられます。
製造業・建設業で「募集したことがない」が全体を大きく上回る結果に
一方、「募集したことがない」で全体を大きく上回ったのは製造業・建設業でした。総務省の労働力調査(2022年6月分結果)によると、製造業の正規雇用比率(※)は73.7%、建設業は83.3%と全体平均63.1%を上回っています。スキルを求められる業務や、事故に繋がりかねない業務が多いため、長期就業で経験を積んでほしいという事業者側のニーズが強いほか、製造ラインでは8時間3交代制勤務などもあるため、単発バイトが浸透し辛いことが予想されます。 ※「正規の職員・従業員数」を「役員を除く雇用者数」で除して算出
また、募集実績のある企業の約8割が「今後も利用予定」と答えました。単発バイトの認知度が向上したことで、人手不足解消のために単発バイトがより一般的な選択肢になりつつあるのかもしれません。
過去のアンケート調査
JBRCウェブサイトでは、本調査シリーズを掲載しています。(レポート本文へのリンクは本ページ下部にあります)
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株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター
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