企業の動向
2022年11月16日
ジョブズコミュニティーレポート 2022年11月号 ―インバウンド増加に期待高まる 各企業の採用計画は?―
10月11日から外国人の入国規制が大幅に緩和されました。今後、外国人観光客の増加が見込まれるにあたり、外国人対応スタッフの増員計画について、経営者や採用担当者に伺いました。(回答期間:2022年10月21日~27日)
調査ダイジェスト
外国人対応スタッフの増員計画について、53.6%が「増やす予定」
「増やす予定」と回答したのは53.6%と、規制緩和がされた約2週間後には、半数以上の企業がすでに増員を予定していました。今回の規制緩和による売り上げ増加への高い期待が垣間見えます。一方で、業種別に見ると、飲食業において「今後の状況によって増やすことを検討する」と回答した割合が36.6%と全体26.8%と比べて高く、外国人観光客の増加による売り上げへの影響については、まだ様子をうかがっている企業が多いのかもしれません。
今後、さらなる人材獲得競争の激化が予想される
日本政府観光局のデータによると、2021年の訪日観光客のピークは東京オリンピックが開催された7月の4.2万人でした。2022年7月時点においてはまだ3万人と昨年を上回る数値にはいたっていませんが、今回の規制緩和により増加が見込まれるでしょう。外国人観光客が増え、コロナ禍で低迷した業績が回復することは喜ばしいことです。しかしながら、すでに人材不足を感じている企業も多く(※参考)、今後、さらなる人材獲得競争の激化が予想されます。 ※参考:採用担当者意識調査レポート vol.8
過去のアンケート調査
JBRCウェブサイトでは、本調査シリーズを掲載しています。(レポート本文へのリンクは本ページ下部にあります)
・アルバイト・パートの定着「とても満足」「まあ満足」が46.6%
・最低賃金の引上げ「経営に影響がある」が73.7%
●本レポートに関するお問い合わせ先
株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター
jbrc@r.recruit.co.jp
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