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2023年02月24日

#アルバイト・パート#学生・若年層#求職者調査

<学生版>求職者の動向・意識調査2023 Vol.1「学生アルバイトの変化が分かる、2018・2023年調査比較」

ジョブズリサーチセンターでは、求職者の動向や意識を調査するために、隔年で「求職者の動向・意識調査」を実施しています。本調査は、その「求職者の動向・意識調査」の学生版として、高校生・大学生等に、在学中のアルバイトに関する動向や意識についてアンケートを行いました。
本レポートでは、今回の調査結果の一部と、2018年に実施した「<学生版>求職者の動向・意識調査 2018」を比較し、高校生・大学生等のアルバイトに関する動向や意識の変化を見ていきます。

調査ダイジェスト

◆ アルバイト探しをした学生は26.8%から55.2%に大きく増加

1年以内(2022年1月~12月)にアルバイト探しをした学生は26.8%から55.2%に大きく増加。また、アルバイト探しの結果、「仕事が決まったので終了した」割合も約7ポイント上昇しました。

一方で、最近1年以内にアルバイトをした学生は70.0%から57.4%に約13ポイント減。理由としては、2018年には、1年以内にアルバイト探しをしていないが、アルバイトをしていた(それ以前に始めたアルバイトを続けている)学生が47.9%いたのに対し、2023年には14.2%に留まったことが考えられます。コロナ禍の影響などでアルバイトを控えていた状況から、この1年で、アルバイト探しをする学生が増えた可能性がありそうです。

アルバイト探しをする割合が大きく伸びたなか、アルバイトに意欲的な学生からは、以下のような声が聞かれました。

 「自宅近くを条件に働いているが、自分がやりたいこと、時給が良いところも探したい」(大学1年生/コンビニ・スーパー店員)
 「色々なバイトを経験したい」(大学4年生/衣類・雑貨・小物販売店員)
 「将来のための社会経験を積みたい」(高校3年生/調理人、コック)

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◆ アルバイトをする場所が、学生にとってより重要に

アルバイト探しにおける絶対条件については、2018年と変わらず、学業や私生活などと両立するために、勤務時間帯や勤務日数などの働き方が重視されていますが、今回特に目立ったのはアルバイトをする場所です。2018年には働き方や仕事内容、給与よりも重視されていなかった通勤時間(通いやすさ)を絶対条件に挙げた学生が38.6%から57.2%に、勤務地が45.0%から56.7%に大きく伸長しました。

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◆ 大学生等・高校生ともに、コンビニ・スーパー店員が最多に

1年以内に探した仕事内容、現在アルバイトをしている仕事内容どちらについても、コンビニ・スーパー店員が最も多くの回答を集め、現在アルバイトをしている高校生の4分の1がコンビニ・スーパー店員に従事していることが分かりました。

コロナ禍でも比較的営業時間が長く、営業日数も多いため、学生が希望するシフトで働きやすいことや、自宅や学校周辺どこであっても、自分が働きたいエリアに立地している可能性が高く、通勤がネックにならないことが理由として考えられます。

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調査結果の詳細はこちらのPDFをご覧ください
※ 無料でダウンロードできます。