各種調査
2025年08月04日
シニア就業Vol.2 定年退職前の50代就業者の実態 ー定年後やシニア期の就業に向けた準備「何も実施していない」5割ー
本レポートは、インディードリクルートパートナーズが実施した「『働く』に関する2万人調査 2025」の中から、現在就業中で会社に定年退職制度がある50代に焦点を当ててまとめたものです。
人口減少が進む中で、シニア世代の活躍はますます重要性を増しています。現在、企業には65歳までの雇用確保が義務付けられていますが、65歳以上でも4人に1人が就業している状況です(出典:総務省統計局「労働力調査 2024年」)。
一方で、定年前後で給与が大幅に減少したり、仕事内容が大きく変わったりするケースも多く、働き手のモチベーション維持には課題が残っています。シニア就業者がより高い満足感を持って働き続けるためには、どのような環境や制度が必要で、定年前にどのような準備をしておくとよいのでしょうか。これらを明らかにすることを目的として分析を行いました。これから定年を迎える方、シニア雇用に取り組む企業にとって、有益な情報となれば幸いです。
調査ダイジェスト
◆定年前後の働き方の予定
「定年退職をし、その後働く予定はない」「定年前に退職し、その後働く予定はない」とはっきりとリタイア(早期含む)を決めているのは16.2%にとどまり、5割を超える人が定年後も働き続けることを検討している。

◆定年後やシニア期の就業に向けた準備
定年後やシニア期の就業に向けた準備について、「何も実施していない」人が50.1%と半数を占める。シニア就業Vol.1 定年退職後の就業者の実態で明らかになった仕事満足度につながる準備についても実施割合は低い。

◆何歳まで働きたいか
60歳定年より65歳定年の人の方がより長く働きたいと考えている。また、定年制度ありとなしを比較すると、定年制度なしの方が長く働きたいと考えている。

調査結果の詳細はこちらのPDFをご覧ください
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