ジョブズコミュニティーレポート 2024年12月号 ―人材不足感が高止まり。「1年前に比べて悪化・同程度」が3年連続8割超―

1年前と比べた人材不足感について、経営者や採用担当者に伺いました。

全体では、1年前と比べて「悪化した」「同程度」を合計した割合（以下「不足計」）が3年連続で80％超と、人材不足感は依然高止まりしている状況と言えそうです。

今年度は過去最大の最低賃金引き上げや物価高を受けて、賃上げを実施している企業は多いですが、人材不足解消のためには賃上げ以外の工夫も重要です。ジョブズリサーチセンターでは「人材活用事例」として、採用や人材定着のための良い取り組みを行う企業を取り上げています。以下、人材獲得に課題があった2社の取り組みを紹介します。

建設業の事例 :
・長く働き続けられる職場を目指して、年間休日数増加＆有給休暇を取りやすい仕組み・雰囲気づくり
・ダブルワークも認めたことで興味を持つ人からの応募が増え、既存社員の定着のみならず新規採用にも成功

介護業の事例 :
・既存業務を細分化して「専門性がなくてもできる業務」を「短時間勤務」として応募できるように
・また、未経験者に不安・難しそうというイメージを与えないよう仕事内容を詳細に求人情報に盛り込み採用成功

「ここで働いてみたい」「ここで働き続けたい」と思えるような採用方法・業務内容になっているか、何を改善すると良さそうか、今一度検討してみてはいかがでしょうか。

過去のアンケート調査

JBRCウェブサイトでは、本調査シリーズを掲載しています。

・「採用力強化や離職防止」「業績アップの還元」のため賃金引き上げ 20.9％
・過去最大51円の最賃引き上げ、「経営に影響」70.8％
　 　 　 　 　 　

　●本レポートに関するお問い合わせ先
　 株式会社リクルート ジョブズリサーチセンター
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