平均賃金レポート(アルバイト・パート)

2024年05月20日

#アルバイト・パート#時給・賃金

2024年4月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】 三大都市圏の4月度平均時給は前年同月より43円増加の1,186円

2024年4月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】

株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』(https://jbrc.recruit.co.jp/)が、2024年4月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」をまとめましたので、ご報告致します。

三大都市圏「フード系」で過去最高額を更新、「販売・サービス系」は過去最高額と同水準

センター長 宇佐川邦子4月度平均時給は前年同月より43円増加の1,186円(増減率+3.8%)で、職種別にみると、「フード系」で過去最高額※を更新、「販売・サービス系」は2024年2月と同額で過去最高額となりました(※2018年3月度以降の集計データによる)
例年4月は年度初めに向けた人材需要がひと段落して時給上昇が落ち着く傾向にありますが、GWを見越した求人なども多く、1,186円は2024年2月と3月に次ぐ過去3番目の高さでした。「フード系」では、勤務時間を2~3時間程度に短くする工夫に加え、「清掃のみ」「食器回収のみ」など細分化した業務の切り出しを行う求人が見られました。「販売・サービス系」では長期就業に向け、まずは短期のお試し就業で仕事内容や職場の人間関係を体験してもらい、「続けられそう」と感じれば長期就業してもらう、という取り組みを行って成功している事例も見られました。人材不足を補うためには、勤務時間や休日数などのハード面だけでなく、「接客は苦手だが裏方仕事は得意」「まずは短期で仕事内容や職場の人間関係を見てみたい」といったソフト面の求職者ニーズに応える求人づくりも重要になってきています。

【三大都市圏・全体】
三大都市圏の平均時給は 1,186円(前年同月1,143円、前月1,188円)

前年同月より43円増加(増減率+3.8%)、前月より2円減少(同-0.2%)となった。職種別に見ると、前年同月比は「専門職系」(増減額+61円、増減率+4.6%)など全職種でプラス。前月比は「事務系」(増減額-25円、増減率-2.0%)など4職種でマイナスとなった。

【三大都市圏・エリア別】
前年同月比は首都圏・東海・関西ともにプラス

○首都圏の平均時給は 1,227円(前年同月1,184円、前月1,231円)

前年同月より43円増加(増減率+3.6%)、前月より4円減少(同-0.3%)となった。職種別に見ると、前年同月比は「販売・サービス系」(増減額+54円、増減率+4.8%)など全職種でプラス。前月比は「事務系」(増減額-28円、増減率-2.1%)など3職種でマイナスとなった。

○東海の平均時給は 1,104円(前年同月1,061円、前月1,102円)

前年同月より43円増加(増減率+4.1%)、前月より2円増加(同+0.2%)となった。職種別に見ると、前年同月比は「専門職系」(増減額+74円、増減率+6.2%)など全職種でプラス。前月比は「販売・サービス系」(増減額+9円、増減率+0.8%)など3職種でプラスとなった。

○関西の平均時給は 1,141円(前年同月1,106円、前月1,144円)

前年同月より35円増加(増減率+3.2%)、前月より3円減少(同-0.3%)となった。職種別に見ると、前年同月比は「専門職系」(増減額+62円、増減率+5.0%)など全職種でプラス。前月比は「事務系」(増減額-28円、増減率-2.3%)など3職種でマイナスとなった。

※本調査は、当社が企画運営する求人メディア 『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報より、アルバイト・パートの募集時平均時給を集計しております。
※オープンデータ(データ・ダウンロード)はこちら https://jbrc.recruit.co.jp/data/opendata/