各種調査
2024年04月16日
採用担当者意識調査レポート vol.11 ―経営・事業拡大を掲げる企業ほど「多様な人材受入」を重視―
経営者や採用担当者に聞くホットトピックアンケート。今回は利用した採用手法や人材不足への対応策、ダブルワークへの意向などを伺いました。
<主な内容>
人材不足の状況
利用した採用手法
人材不足への対応策
ダブルワークの受入意向と懸念
※詳細はページ下部のPDFからご覧いただけます。
調査ダイジェスト
◆「求人情報サイト・アプリ」8割強の企業が利用
採用活動で使った手法は「求人情報サイト・アプリ」81.8%が最多、「求人検索エンジン」57.0%が続きました。2023年4月以降はじめて利用したものは「特になし」65.5%、つまり3~4割の企業が新しい手法を取り入れており、「求人検索エンジン」「採用ホームページの作成ツール」などが多いようです。
◆経営・事業拡大を掲げる企業は「採用予算」「多様な人材が働ける職場」をより重視
人材不足への対応策を聞くと「業務の見直し・削減」「採用手法の多角化」「採用・定着のための給与アップ」が3割を超えました。アウトソーシングやデジタルツール・ロボットの利用は限定的で、人材の採用・定着にまず取り組む企業が多いようです。また「受注・客数のコントロール」「事業内容・サービスの簡素化」など、人材不足によって事業運営を見直す企業も一部存在します。
経営・事業方針による違いが大きく出たのは「採用予算の増加」「多様な人材が働ける仕事・勤務形態の創出」です。拡大・成長路線の企業ほど、人材採用のための予算を確保していること、シニアやママ、外国人材など多様な人材が働けるための職場づくりに取り組んでいることが予想されます。
◆ダブルワーク受入意向がない理由は「前例・イメージがない」「方法が分からない」という声も
人材不足解消や社外の知見獲得の手段としても用いられるダブルワークや副業兼業人材の受け入れについて、受け入れの懸念は「労働時間の管理が困難」45.6%がもっとも多く、次いで「すぐ辞めそう」31.2%。受入意向なし・どちらともいえない企業では「前例がなくて不安・イメージがない」「受け入れ方が分からない」などが全体を上回りました。受け入れた経験がないため、ダブルワーク・副業兼業について「何となく合わなそう・難しそう」などのイメージを持っているのかもしれません。
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