各種調査
2024年02月08日
市民×従業員×事業者 三者調査から考える宿泊施設の働き手確保(熱海市)
このたびジョブズリサーチセンターでは「令和5年度 熱海市就労促進業務」の一環として雇用実態把握調査をおこないました。
インバウンド回復などで観光需要増加が期待されますが、多くの観光地では宿泊施設の働き手確保が困難になっています。
今回調査をおこなった静岡県熱海市も首都圏からアクセスしやすい温泉・リゾート地として、毎年300万人ほどの宿泊客が訪れ、宿泊業は市内最大の産業である一方、働き手不足により施設運営に支障が出ている事業者もいるのが実情です。
宿泊施設の雇用実態の把握および今後の働き手確保に向けて、熱海市民・在勤者、宿泊施設従業員、宿泊施設経営者の三者それぞれにアンケートをおこない、見えてきた課題・示唆をまとめました。是非ご覧ください。
【調査概要】
調査ダイジェスト
【熱海市民・在勤者調査(就業者)】多くの曜日・時間帯で追加就労可能性2~3割
就業者に対し、現在の勤務に加えて追加で働けそうな曜日・時間帯を聞いた。「働ける/働きたい」は月~木曜日と金曜日の昼前(9時~12時頃)、昼過ぎ(12時~15時頃)で1割弱。「たまにであれば働ける」「条件が良ければ働いても良い」までを含めると、2~3割を占める曜日・時間帯が多い。土曜日が全時間帯でもっとも可能性が高い。
【熱海市民・在勤者調査(非就業者)】潜在層まで意識した仕事創出・情報発信がポイント
非就業者に今後の就業意向を聞くと「働きたい・計」28.6%、「可能性あり・計」43.2%となった。ただし実際に探している人は8.2%に過ぎず「働きたいが仕事探しをしていない」20.5%、「働きたい気持ちはないが、友人・知人の誘いなどのきっかけがあれば働くかもしれない」14.5%への訴求がポイント。働きたいと思える仕事・条件をつくるとともに、アプローチできる方法で情報発信を続けることが必要。
調査結果の詳細はこちらのPDFをご覧ください
※ 無料でダウンロードできます。
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