各種調査

2022年03月16日

#就職氷河期

就職氷河期世代における正社員希望者の仕事探し ― 正社員希望者の仕事探し期間「6カ月以上」が5人に1人 無職では4人に1人 ―

 1990~2000年代の雇用環境が厳しい時期に就職活動を行った「就職氷河期世代」の中には、現在も様々な課題を抱える方がいます。一人でも多くの求職者が希望する働き方を実現できるよう、特に35~49歳の正社員希望者の仕事探しを対象に、仕事探しの実態や求職者の意識を分析しました。(本レポートは、2021年12月の「求職者の動向・意識調査 2021」を基に作成しています。)


調査サマリー(レポート本文はこちら
■仕事の目的
正社員以外希望者に比べて、正社員希望者では「経済的に自立するため」が多い。一方で、無職の男性では「特になし」が11.1%で、目的意識を持てないまま仕事探しをしている人もいる

■仕事探しの期間
正社員希望者は「6か月以上」が20%を超えており、5人に1人が長期間にわたり仕事探しをしている。仕事探しの方法や条件を見直すなど、ミスマッチを解消するための取組みが必要と考えられる

■仕事探しの重視点
正社員以外希望者に比べて、正社員希望者は「給与」だけでなく「福利厚生」や「評価、昇給制度」など幅広い処遇・待遇を期待している

■希望の仕事内容
正社員以外希望者に比べて、正社員希望者は「過去に経験はないが、これまでの経験・スキルが活かせる仕事」が5ポイント以上多い。専業主婦や無職を含めた女性の正社員希望者では、「過去に経験したことがある仕事」60.9%、「これまでに勉強してきたことが活かせる仕事」36.3%も多く、ブランクがあっても過去の経験やスキルを活かしたいと考えていることが分かる

■仕事探しで困難に感じること
正社員希望者では、「希望に合う求人が少ない」「自分にどのような仕事が合うのか分からない」「年齢による制限で仕事が限られる」が上位3位を占める。女性は「自分のアピールポイントが分からない」30.3%、「仕事が決まりやすい時期や職種が分からない」14.7%も多く、自己分析や就職・転職活動の進め方などのサポートが望まれる

調査ダイジェスト

正社員希望者の仕事探し期間は「6か月以上」が20%超

Q.最近1年間(2020年10月~2021年9月)に行った仕事探しの期間はどの程度でしたか。
(単一回答/仕事探し終了者のみ)
表側:左列から性別、希望の就業形態、当時の就業形態
※仕事探し当時の就業形態が「正社員」の回答は除外

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正社員以外希望者に比べ、正社員希望者は「給与」だけでなく「福利厚生」や「評価、昇給制度」など幅広い処遇・待遇を期待

Q.仕事を探していたとき、重視していた点をすべてお答えください。(複数回答)
表側:左列から性別、希望の就業形態、当時の就業形態
※仕事探し当時の就業形態が「正社員」の回答は除外

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正社員以外希望者に比べて、正社員希望者には「過去の経験やスキルを活かしたい」という人が多い

Q.仕事探しをしていた時、どのような仕事内容(職種)を希望されていましたか。あてはまるものをすべてお選びください。(複数回答)
表側:左列から性別、希望の就業形態、仕事探し当時の就業形態
※仕事探し当時の就業形態が「正社員」の回答は除外

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Q.仕事探しに当たって、どのような支援を希望しますか。現在、就職・転職の意向がない方は、今後もしその活動をすることになったらと仮定してお答えください。(複数回答)

正社員以外希望者に比べ、正社員希望者は自己分析や就職・転職活動に関する情報収集が思うように進まない傾向がある

Q.仕事探しをしていた時に困ったことはありましたか。当てはまるものをすべてお選びください。(複数回答)
表側:左列から性別、希望の就業形態、仕事探し当時の就業形態
※仕事探し当時の就業形態が「正社員」の回答は除外

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調査結果の詳細はこちらのPDFをご覧ください
※ 無料でダウンロードできます。