各種調査
2022年01月13日
女性の就業意向レポート
「入職者調査 2020年」は2020年1-12月に入職を経験した方を対象としたものです。
本レポートでは、コロナ禍で特に影響が大きいと言われる女性の就業意向についてまとめています。
はじめに
1.コロナ禍における女性の就業状況と意識
45-69歳の就業希望あり非就業者の求職活動割合は前年と比べて上昇
2.女性の就職時の希望と就業状況
離職期間が長いほど、就業形態はアルバイト・パートが多い
3. 仕事の選択理由
アルバイト・パートの就業形態を選んだ理由は「勤務時間や休暇を柔軟に調整できる」 「勤務時間が短い」が全体よりも多い
調査結果より、今後に向けて
調査ダイジェスト
■ 就業意向と求職活動(P.2)
非就業者のうち、8.3%は仕事探し中(下記①)で、就業を希望しているが仕事を探していない(下記②)は10.3%でした。就業を希望していても、仕事を探している割合が44.6%と半数以下であり、仕事探しをしていない女性の方が多いことがわかります。
求職活動の割合を年代別にみると、15-24歳が56.5%で最も多く、年代が上がるにつれて減少しますが、前年差に着目すると年代が上がるにつれて求職活動の割合が前年よりも増えています。
■ 就業形態(P.6)
2020年に仕事に就いた女性は「アルバイト・パート」が45.6%、「正社員」が34.1%でした。
仕事に就くまでの離職期間別に見ると、離職期間が長いほど「正社員」の割合が低下し、「アルバイト・パート」の割合が上昇しています。離職期間が2年を超えると、「正社員」13.0%に対し、「アルバイト・パート」68.0%で正社員として働き始めた女性は1割程度でした。なお、男性は離職期間による就業形態の大きな違いはありません。
■ 就業形態を選んだ理由(P.9)
2020年に仕事に就いた女性がその就業形態を選んだ理由は、全体では「勤務時間や休暇を柔軟に調整できるから」30.9%が最も多く、次いで「勤務時間が短いから」22.5%と続きます。
特にアルバイト・パートは「勤務時間や休暇を柔軟に調整できるから」40.7%、 「勤務時間が短いから」33.3%で全体よりも多く、他就業形態よりもその点を重視する女性が多いことがわかります。また、派遣社員は「一番早く決まった仕事だったから」25.2%が全体よりも多く、派遣社員を選択した理由として、賃金や勤務時間の柔軟性よりも一番多い理由でもあります。
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