各種調査

2022年02月09日

#就職氷河期

就職氷河期世代の仕事探しの実態調査 ―希望する支援「キャリアカウンセリング」や「お試し就業」が50%超―

 就職氷河期世代の方のうち、ICT研修を伴う就労支援事業への応募経験がある方に対して、仕事探しの実態や希望する支援などについてアンケート調査を実施しました。レポートの主なポイントは次の通りです。


調査のポイント
■ 回答者が仕事探しを始めた理由は「長く働ける安定した仕事に就きたいから」58.3%が最も多く、希望する就業形態は「正社員(フルタイム)」83.4%が最も多かった。(P10、P13)

■ 仕事探しの状況について、「情報収集のみで、応募はしていない」37.0%が最も多く、応募や面接、採用のプロセスに進んだのは約5割にとどまる。(P7)

■ 仕事探しをする中で困難に感じたことは「自分の年齢が不利に感じた」83.0%、「希望する仕事の経験がない」51.9%、「自分の希望に合う求人が見つからない」49.8%、「自分に合った仕事が分からない」31.9%といったものが上位に挙がった。
  「面接でうまく話せない・何を話していいか分からない」28.1%も多く、おおよそ3人に1人は自己分析や自己PRに課題を感じている。(P17)

■ 具体的な支援として、「キャリアカウンセリング」52.8%、「就業体験・お試し就業の機会提供」50.2%に次いで、「利用できる民間人材サービスに関する情報提供」40.4%、「履歴書・職務経歴書対策」37.4%、「面接対策」36.6%を希望する声が見られる。(P22)
  男女ともに現在非就業の方が複数の支援を希望する傾向があり、求人を探す初期段階から面接対策に至るまで仕事探しの一連のプロセスで支援を求めていることがわかる。
 


 今回の調査結果を踏まえて、仕事探しの希望条件だけではなく、何に困難を感じているかといった求職者のつまずきに着目し、就職氷河期世代の仕事探しの支援に取り組んでまいります。

調査ダイジェスト

仕事探しの状況について、「情報収集のみで、応募はしていない」37.0%が最も多く、応募や面接、採用のプロセスに進んだのは約5割にとどまる(P7)

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Q. 2020年4月~現在までの仕事探しの状況について教えてください。※複数回仕事探しをした方は一番最近の仕事探しについて教えてください。(単一回答)

仕事探しをする中で困難に感じたことは「自分の年齢が不利に感じた」83.0%、「希望する仕事の経験がない」51.9%、「自分の希望に合う求人が見つからない」49.8%、「自分に合った仕事が分からない」31.9%といったものが上位(P17)

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Q. 2020年4月以降の仕事探しの中で、困難に感じたことを教えてください。上記期間中に仕事探しをしていない方は、仕事探しをするとしたらと仮定してお答えください。(複数回答)

希望する支援は「キャリアカウンセリング」52.8%、「就業体験・お試し就業の機会提供」50.2%が約5割で最多(P22)

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Q.仕事探しに当たって、どのような支援を希望しますか。現在、就職・転職の意向がない方は、今後もしその活動をすることになったらと仮定してお答えください。(複数回答)
調査結果の詳細はこちらのPDFをご覧ください
※ 無料でダウンロードできます。