各種調査
2019年09月27日
留学生2,000人のアルバイト実態調査 vol.3 アルバイト探しの重視項目、はじめた理由
日本国内の教育機関へ通う外国人留学生2,000人を対象としたアルバイト実態調査です。
vol.3は、現在アルバイトをしている留学生(n=1221)を対象に、アルバイト探しの重視項目やはじめた理由や、留学生全体(n=2000)の留学目的についてまとめています。
<主な結果>
〇アルバイトを探す際の重視項目は「給与」36.9%がもっとも多く、次いで「勤務地」29.2%、「勤務時間帯」28.8%が上位にあげられた。勤務条件以外では、「外国人の雇用に慣れていること」25.5%や「外国人スタッフの有無」21.0%といった外国人の受け入れ環境に関して重視していることがわかる。もっとも重視する項目をみると、地域により差がみられ、甲信越・北陸、中国・四国、九州・沖縄では「給与」よりも「勤務地」が重視される。(P6-7)
〇アルバイトをしてよかったことは「生活費を補える」52.3%がもっとも多かった。次にあげられたのは「日本語が上達した」40.4%で、留学生にとってはアルバイトも学習機会のひとつになることがわかる。「卒業後、日本で働く準備ができた(正社員登用など)」は女性30歳以上で1割を超えている。(P10)
調査目的 | 日本に留学している学生における、アルバイトの実態及び意識を明らかにする |
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調査手法 | インターネット調査(クロス・マーケティング社モニター利用) 回答言語は日本語719人(36.0%)、英語1,281人(64.1%) |
調査期間 | 2019年3月26日(火)~2019年4月16日(火) |
対象者条件 | 日本国内の教育機関へ通う、外国人留学生 ※日本の大学(大学院を含む)、短期大学、専修学校(専門課程)、準備教育課程及び日本語教育機関に在籍する外国人留学生 |
有効回答数 | 2,000人 |
調査ダイジェスト
アルバイトをする留学生1,221人 アルバイト探しの重視項目(複数回答) (p.6)
現在のアルバイトを選ぶ際に重視したことを聞いた。「給与」36.9%がもっとも多く、次いで「勤務地」29.2%、「勤務時間帯」28.8%と続く。「給与」は男女ともに30歳以上、地域別では首都圏や関西で4割を超え重視されている。場所や時間などの勤務条件以外では、「外国人の雇用に慣れていること」25.5%や「外国人スタッフの有無」21.0%といった外国人の受け入れ環境に関して重視していることがわかる。
アルバイトをする留学生1,221人 アルバイトしてよかったこと(p.10)
現在のアルバイトをしてよかったことを複数回答で聞いた。もっとも多かったのは「生活費を補える」52.3%で、はじめた理由と一致した。次にあげられたのは「日本語が上達した」40.4%であった。接客有無などを含めた業務内容や日本人従業員との連携が多いといった職場環境により差はあるだろうが、留学生にとってはアルバイトも学習機会のひとつになることがわかる。「卒業後、日本で働く準備ができた(正社員登用など)」は女性30歳以上で1割を超えている。
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