各種調査

2019年09月27日

#外国人材

留学生2,000人のアルバイト実態調査 vol.2 情報源、仕事内容、勤務時間、時給

日本国内の教育機関へ通う外国人留学生2,000人を対象としたアルバイト実態調査です。
vol.2は、現在アルバイトをしている1,221人の留学生を分析対象にアルバイト探しの情報源や現在の仕事内容、勤務時間、時給などについてまとめました。

<主な結果>

【概要】
〇アルバイトを探す際の情報源は「求人情報アプリ」27.9%、「外国人専用の求人情報アプリ」26.9%、「無料の求人情報誌(フリーペーパー)」26.0%などが上位にあがった。幅広い情報源を利用している。(P4)

〇現在のアルバイト勤務先の職種は大きな偏りはなく、幅広い職種に就いている。上位は「ホールスタッフ(飲食店のウェイター、ウェイトレス)」9.5%、「塾講師、家庭教師、語学教師」7.9%、「ファーストフード店店員」7.8%、「コンビニエンス店員」7.1%など。男女30歳以上で「塾講師、家庭教師、語学教師」が1割を超える。(P8)

〇勤務時間帯について「よく働く時間帯」と「時々働く時間帯」を聞いた。授業期間は同一の場合(固定)56.0%の方が、異なる場合(シフト)44.0%よりも多かった。同一の場合は 、授業期間では「夕方から夜」が47.7%、長期休暇期間では「日中から夕方」66.9%が多い。 授業期間では「早朝」が21.5%、アルバイトをする留学生の5人に1人は授業前にアルバイトをしているようだ。(P11)

調査目的 日本に留学している学生における、アルバイトの実態及び意識を明らかにする
調査手法 インターネット調査(クロス・マーケティング社モニター利用)
回答言語は日本語719人(36.0%)、英語1,281人(64.1%)
調査期間 2019年3月26日(火)~2019年4月16日(火)
対象者条件 日本国内の教育機関へ通う、外国人留学生
※日本の大学(大学院を含む)、短期大学、専修学校(専門課程)、準備教育課程及び日本語教育機関に在籍する外国人留学生
有効回答数 2,000人

調査ダイジェスト

アルバイトをする留学生1,221人 アルバイト探しで利用した情報源(複数回答)(p.4)

現在のアルバイトを探した際に利用した情報源を聞いた。全体をみると、情報源の大きな偏りはなく、多岐にわたり情報収集をしていることがわかる。そのなかでも上位にあがるのは「求人情報アプリ」27.9%、「外国人専用の求人情報アプリ」26.9%、「無料の求人情報誌(フリーパーパー)」26.0%など。男性18-29歳は「新聞の折り込みチラシ・求人広告」33.4%「人材斡旋・人材紹介会社」30.3%のほか「クラウドソーシング」23.8%なども利用が多い傾向にある。

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Q:現在のアルバイト等はどのようにして探しましたか。利用したものについてはあてはまるものをすべてお答えください。(MA)

アルバイトをする留学生1,221人 職種(p.8)

現在のアルバイト勤務先の職種は大きな偏りはなく、幅広い職種に就いていることがわかる。上位は「ホールスタッフ(飲食店のウェイター、ウェイトレス)」「塾講師、家庭教師、語学教師」「ファーストフード店店員」など。男女ともに30歳以上は「塾講師、家庭教師、語学教師」や「TA、RA」が1割弱~2割弱で他職種よりも多い。昨今外国人が活躍するアルバイトとしてコンビニエンス店員があげられることも多いが、地域差はあるものの、実際はその職種に集中しているわけではないようだ。

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Q:現在のアルバイト等の職種をお答えください。(SA) :上位17項目

アルバイトをする留学生1,221人 勤務時間帯(p.11)

勤務時間帯について「よく働く時間帯」と「時々働く時間帯」を聞いた授業期間は同一の場合(固定)56.0の方が、異なる場合(シフト)44.0より多かった。同一の場合は 、授業期間では「夕方から夜」が47.7長期休暇期間で「日中から夕方」66.9多い。授業期間では「早朝」が21.5、アルバイトをする留学生の5人に1人は授業前にアルバイトをしているようだ。

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Q:現在のアルバイト等はどの時間帯で働いていますか。よく働く時間帯と時々働く時間帯についてお答えください。授業がある期間と夏休みなどの長期休暇期間でそれぞれについてお答えください。
調査結果の詳細はこちらのPDFをご覧ください
※ 無料でダウンロードできます。