各種調査
2019年08月01日
留学生2,000人のアルバイト実態調査 vol.1 希望する仕事内容、イメージ
日本国内の教育機関へ通う外国人留学生2,000人を対象としたアルバイト実態調査です。
vol.1は、希望する仕事内容や特定の仕事に対するイメージについて聞いた結果をまとめました。
<主な結果>
〇希望する仕事内容
アルバイトで希望する仕事内容(職種)は、語学力が活かせる「通訳、翻訳」がトップ。次いで、「専門職系の事務・スタッフ職」「イベントスタッフ」「宿泊施設」「その他レジャー・遊戯関連」と続く。勉強している内容を活かせることや接客できる仕事内容が人気のようだ。(P4)
〇東京2020オリンピック・パラリンピックへに関連する仕事への興味
東京2020オリンピック・パラリンピックに関連する仕事のアルバイトについて、66.0%の学生が「興味がある」と回答。首都圏や北関東など東京近郊が高いものの、北海道・東北、東海、九州・沖縄も6割を超え、地域にかかわらず興味がある。(P5)
〇仕事のイメージ
「ホテル・旅館」「コンビニエンスストア」「飲食サービス」「製造業関連・工場」の仕事内容の印象を聞くと、「語学を活かすことができる業界だ」がいずれも1位または2位となった。その他、「日本ならではのビジネスが学べる」や「出身国・地域に帰った後も経験・キャリアが活かせる」といった点も上位にあがった。(P6~P10)
調査目的 | 日本に留学している学生における、アルバイトの実態及び意識を明らかにする |
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調査手法 | インターネット調査(クロス・マーケティング社モニター利用) 回答言語は日本語719人(36.0%)、英語1,281人(64.1%) |
調査期間 | 2019年3月26日(火)~2019年4月16日(火) |
対象者条件 | 日本国内の教育機関へ通う、外国人留学生 ※日本の大学(大学院を含む)、短期大学、専修学校(専門課程)、準備教育課程及び日本語教育機関に在籍する外国人留学生 |
有効回答数 | 2,000人 |
調査ダイジェスト
留学生2,000人が希望する仕事内容 (p.4)
■希望する職種(仕事内容) 小分類
希望する職種(仕事内容)を細かい分類でみると、「通訳、翻訳」21.5%がもっとも多く、次いで「専門職系の事務・スタッフ職」14.0%、「イベントスタッフ」13.9%となった。留学生の強みである語学を活かせる仕事や勉強している内容を活かせる仕事、接客できる仕事が上位にあがっている。専攻分野別にみると、医歯薬専攻の留学生は「介護スタッフ」や「医療関連」の希望が2割台で多く、特に勉強している学問の影響がうかがえる。
留学生2,000人の東京2020オリンピック・パラリンピックへの興味 (p.5)
■アルバイト
東京2020オリンピック・パラリンピックに関連する仕事のアルバイトへの興味を聞くと、「とても興味がある」「どちらかというと興味がある」あわせて66.0%と半数以上の留学生が興味を持っていることがわかった。地域別にみると「興味がある 計」は北関東や首都圏など東京近郊が高いほか、北海道・東北、東海、九州・沖縄も6割を超えており、地域にかかわらず興味はあるようだ。
■ボランティア
同様にボランティアについても興味を聞くと、「とても興味がある」「どちらかというと興味がある」あわせて61.5%であった。アルバイト同様に半数以上の留学生が興味を持っている。
留学生2,000人の特定業種の印象 上位5項目まとめ (p.6)
「ホテル・旅館」「コンビニエンスストア」「飲食サービス」「製造業関連・工場」の4つの仕事内容について印象を聞くと、すべてにおいて1位または2位にあがったのは 「語学を活かすことができる業界だ」。その他、「日本ならではのビジネスが学べる」や「出身国・地域に帰った後も経験・キャリアが活かせる」といった点も上位にあげられた。
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