STEP 5 活躍事例〈 CASE 2 職場活性 〉

クルーと店長をつなぎ職場を活性化させるハブに
ブックオフコーポレーション(株) 渡辺佳子さん(39歳)

叱って褒める子育て型マネジメント

ブックオフのリユースコーナーで働く、渡辺佳子さん。結婚・出産を機に正社員として働いていた会社を退職。7年専業主婦を経験したが、息子が小学生になるタイミングでコンビニエンスストアのアルバイトをはじめた。再び働くのが楽しくなり、今ではここで週4日勤務し、スタッフの育成も担当するほどだ。勤務が忙しくなることに不安もあったが、逆に、時間がない中で家事を行わなければいけないので料理の段取りがよくなったり、旦那様が掃除や洗濯を手伝ってくれるという嬉しい習慣もできているという。
「スタッフ育成で心がけているのは、きちんと褒めること。頑張っているのを認めてもらえるのは、自分がされても嬉しいから」と語る渡辺さん。一方で「遅刻しちゃダメよ」「その言葉づかいはダメ」と若いスタッフをきちんと注意するという一面も。それも愛情が伝わってくる叱り方なので、スタッフからの信頼につながっているという。思いきり褒め、きちんと叱るマネジメント。子供がどうしたら物事を覚え、成長してくれるかを経験しているからこその技なのかもしれない。

ありのママ職場活性効果

店長 松下瑛人さんに聞いた、渡辺佳子さんの働きぶり
渡辺さんが、お店の潤滑油になってくれています!

「お店の方針をこんなふうに変えたい」と提案するとき、いつもサポートしてくれるのが渡辺さんなんです。たとえば朝礼に“マニュアルを読み上げる”という項目を加えようとしたとき。アルバイトのスタッフさんたちはあまりピンと来ていなかったのですが、渡辺さんが「いいですねー!」と賛成してくれて、いい雰囲気づくりをしてくれたんです。おかげでやってみると新たな気づきがあったりして、店舗の小さな活性につながりました。新しいことを取り入れるときって、スタッフさんの中にはいい顔をしない人もいる。でも、そういうときはいつも渡辺さんがやる内容や意義をスタッフさんに浸透させてくれたり、逆にスタッフさんの意見を集めて僕にフィードバックしてくれ、新たな提案もしてくれる。彼女がお店の潤滑油となって職場を盛り上げてくれている。こういう動きは、若々しいけれども子育て経験のある方だからできるのかなと思います。

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「ありのママ採用」のススメ