STEP 5 活躍事例〈 CASE 1 サービス向上 〉

育児経験を活かしたゲストケアでレストランのサービス力を向上
(株)ユー・エス・ジェイ 芥子京子さん(48歳)

ファミリーゲストのケアならお任せください!

育児経験を活かした接客で、人気のあるママがいる。テーマパーク内のレストランで働く芥子京子さん。服飾の専門学校を卒業後にアパレルで勤務し、結婚をタイミングに退職。10年間専業主婦として2人の息子を育て、次男の小学校入学を機にパートをはじめた。「前職であるパタンナーとしての復職も考えたのですが、残業があることもよく知っていたので、1日4時間からはじめられるパートに挑戦しました。子供のために休みたい日は事前にお願いでき、助かっています」と笑顔で話す。
レストランにはさまざまな年齢のお子さんがいらっしゃるので、自分の息子の成長過程を思い出しながら、ご両親にお声掛けをしているそうだ。「しっかりごあいさつできたね」「これから食欲が増すお年頃ですね」「もう卒業ですね、感動します」。小さなことだが、ゲストの笑顔を引き出す自分なりのおもてなしだ。若いクルーが対応に困りがちな、ぐずっている子や泣いている子、レストラン内を走っている子への対応も慣れたもの。「子供の気持ちと両親の気持ちを汲んだ対応ができることが、強みかもしれませんね」。

息子と同い年のクルーと仲間として働く

また、一緒に働くクルーに高校生や大学生がいることにより、「息子たちと同じ年頃のクルーと進学や就職に関しておしゃべりすることで、若い人たちがどんなふうに考えているのかフラットに知ることができ、息子たちの意見を尊重する参考になりました。年齢に関係なく学び合える環境に感謝しています」とも話す芥子さん。子育て経験を活かすだけでなく、若い世代と働くことで子育てに役立つ体験もできたようだ。「パークで働くようになってから、毎年このレストランで家族で食事をするようになりました。これも、絆を深めるいいイベントになっています」。どうやら、働くことで家族の絆もいっそう強まっているようだ。

アシスタントマネージャー 杉村 仁さんに聞いた、芥子京子さんの働きぶり
人生経験から身につけた、自然体のホスピタリティ

芥子さんの接客はみんなのお手本。心配りとプロ意識で、店舗のサービス力を向上させてくれています。たとえば、ベビーカーでいらっしゃるお客様への対応。どこでベビーカーから赤ちゃんを降ろすか、お帰りのタイミングで、いつお母様がベビーカーを欲しいと思うか、育児経験から熟知しているので臨機応変に対応ができるんですよね。お子様連れやシルバー層のお客様の歩くペースに合わせたご案内、常連さんたちのお名前を覚えて接客なさるところも素晴らしいですね。また、専業主婦のご経験からか勤務時間は“自分らしい時間”と感じていらっしゃるようで「せっかく働けるのだからこの時間を大切にしたい」とポジティブに働いてくださる点も、店舗全体にいい影響を与えてくれています。

すべてのページをPDFでご覧になる方はこちらをご覧ください

「ありのママ採用」のススメ