平均賃金レポート(アルバイト・パート)
2021年11月15日
2021年10月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』(https://jbrc.recruit.co.jp/)が、2021年10月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」をまとめましたので、ご報告致します。
フード系、製造・物流・清掃系などで過去最高額を更新
三大都市圏の10月度平均時給は、前年同月より15円増加の1,103円でした。9月度に続き2カ月連続で、2006年1月度の調査開始以来の過去最高額を更新しています。職種別に見ても、販売・サービス系、フード系、製造・物流・清掃系、事務系で過去最高を更新(事務系は最高タイ)しており、特にフード系は前年同月比+2.4%で、昨年の新型コロナウイルス感染拡大以降で一番の伸びとなりました。
10月の最低賃金改定により、最低賃金に近い時給帯の職種において新規求人の時給が引き上げられたことに加え、9月末の全国的な緊急事態宣言の解除により行動制限が緩和されたことに伴い、フード系職種を中心に人材需要が増えたことも時給上昇の一因と考えられます。
【三大都市圏・全体】
三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は 1,103円 (前年同月1,088円、前月1,102円)
前年同月より15円増加の1,103円(増減率+1.4%)、前月比は1円増加(同+0.1%)となった。職種別では「事務系」(前年同月比増減額+33円、増減率+2.9%)など全職種で前年同月比プラス。前月比は「フード系」(前月比増減額+18円、増減率+1.7%)など4職種でプラスとなった。
【三大都市圏・エリア別】
前年同月比は首都圏・東海・関西ともにプラス
○首都圏の平均時給は 1,150円 (前年同月1,136円、前月1,150円)
前年同月より14円増加(増減率+1.2%)、前月比は増減なしとなった。職種別では、「事務系」(前年同月比増減額+37円、増減率+3.1%)など全職種で前年同月比プラス。前月比は「フード系」(前月比増減額+17円、増減率+1.6%)など3職種でプラスとなった。
○東海の平均時給は 1,022円 (前年同月1,003円、前月1,017円)
前年同月より19円増加(増減率+1.9%)、前月比は5円増加(同+0.5%)となった。職種別では、「製造・物流・清掃系」(前年同月比増減額+29円、増減率+2.9%)など4職種で前年同月比プラス。前月比は「フード系」(前月比増減額+16円、増減率+1.6%)など5職種でプラスとなった。
○関西の平均時給は 1,080円 (前年同月1,066円、前月1,081円)
前年同月より14円増加(増減率+1.3%)、前月比は1円減少(同-0.1%)となった。職種別では、「事務系」(前年同月比増減額+36円、増減率+3.2%)など5職種で前年同月比プラス。前月比は「専門職系」(前月比増減額-8円、増減率-0.7%)など2職種でマイナスとなった。
※本調査は、当社が企画運営する求人メディア 『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報より、アルバイト・パートの募集時平均時給を集計しております。
※オープンデータ(データ・ダウンロード)はこちら https://jbrc.recruit.co.jp/data/opendata/