平均賃金レポート(アルバイト・パート)
2021年10月14日
2021年9月度 アルバイト・パート募集時平均時給調査【三大都市圏(首都圏・東海・関西)】
株式会社リクルート(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:北村 吉弘)の調査研究機関『ジョブズリサーチセンター(JBRC)』(https://jbrc.recruit.co.jp/)が、2021年9月度の「アルバイト・パート募集時平均時給調査」をまとめましたので、ご報告致します。
三大都市圏の平均時給は2006年1月度の調査開始以来の過去最高額を更新
三大都市圏の9月度平均時給は、前年同月より11円増加の1,102円でした。これは、2006年1月度の調査開始以来の過去最高額で、これまでの最高額だった2020年12月度の1,100円を上回りました。地域別・職種別に見ると、首都圏の事務系、東海の全体と製造・物流・清掃系、関西のフード系と製造・物流・清掃系が過去最高を更新しています。
人材需要が底堅い医療や介護といった、いわゆるエッセンシャル系職種や、コールセンタースタッフをはじめとした事務系職種が引き続き時給上昇を牽引していることに加え、10月の最低賃金改定に向けて、最低賃金に近い時給帯の職種において新規求人の時給が引き上げられたことも時給上昇の一因と考えられます。
【三大都市圏・全体】
三大都市圏(首都圏・東海・関西)の平均時給は 1,102円 (前年同月1,091円、前月1,099円)
前年同月より11円増加の1,102円(増減率+1.0%)、前月比は3円増加(同+0.3%)となった。職種別では「事務系」(前年同月比増減額+33円、増減率+2.9%)など全職種で前年同月比プラス。前月比は「販売・サービス系」(前月比増減額+7円、増減率+0.7%)など5職種でプラスとなった。
【三大都市圏・エリア別】
前年同月比は首都圏・東海・関西ともにプラス
○首都圏の平均時給は 1,150円 (前年同月1,139円、前月1,153円)
前年同月より11円増加(増減率+1.0%)、前月比は3円減少(同-0.3%)となった。職種別では、「事務系」(前年同月比増減額+37円、増減率+3.1%)など全職種で前年同月比プラス。前月比は「専門職系」(前月比増減額-15円、増減率-1.2%)など3職種でマイナスとなった。
○東海の平均時給は 1,017円 (前年同月1,004円、前月1,011円)
前年同月より13円増加(増減率+1.3%)、前月比は6円増加(同+0.6%)となった。職種別では、「事務系」(前年同月比増減額+26円、増減率+2.6%)など4職種で前年同月比プラス。前月比は「販売・サービス系」(前月比増減額+13円、増減率+1.3%)など5職種でプラスとなった。
○関西の平均時給は 1,081円 (前年同月1,066円、前月1,077円)
前年同月より15円増加(増減率+1.4%)、前月比は4円増加(同+0.4%)となった。職種別では、「事務系」(前年同月比増減額+37円、増減率+3.3%)など全職種で前年同月比プラス。前月比は「フード系」(前月比増減額+8円、増減率+0.8%)など全職種でプラスとなった。
※本調査は、当社が企画運営する求人メディア 『TOWNWORK』『fromA navi』に掲載された求人情報より、アルバイト・パートの募集時平均時給を集計しております。