各種調査

2018年05月14日

#シニア

シニア層の就業実態・意識調査2018(企業編)

<調査概要>
■調査目的
シニア層(60歳以上)の雇用について検討する際の基礎資料とするため、
企業におけるシニア層の採用・雇用の実態や、シニア層に対する意識を明らかにすること

■調査方法
インターネット調査(クロス・マーケティング社モニター)

■調査期間
2018年3月23日(金)~3月26日(月)

■調査対象
企業において人事・採用計画に関わっている方
・人事(採用・労務)担当の正社員・正職員
・経営企画担当の正社員・正職員で、人事・採用計画に関わっている方
・会社経営者で、人事・採用計画に関わっている方

■回答数
600社

<主な調査結果>
企業プロフィール
○この1年間の採用実績を聞くと、正社員で60代以上の人を採用した企業は8.7%、パート・アルバイトでは9.3%、その他雇用形態(契約社員・派遣社員・嘱託などを含む)では8.0%だった。

シニア層の雇用
○60歳以上の従業員の仕事内容を聞くと、正社員では「管理職」「事務職」「営業職」、パート・アルバイトでは「事務職」「サービス職」「製造・生産・技能職」、その他雇用形態では「事務職」「専門職・技術職」「営業職」などが多くなっている。
○シニア層が活躍できるように工夫していることを聞くと、「残業はないようにしている」「自宅から通勤できる範囲での配属を考慮する」「仕事内容は本人の体力や経験などに考慮して決めている」などが上位に挙がった。
○継続雇用以外のシニア層従業員について、1日の平均的な勤務時間を聞くと、正社員とその他雇用形態では「8時間程度」が5割以上となった。パート・アルバイトでは、「8時間程度」が25.0%、「5時間程度」「6時間程度」がそれぞれ2割弱となった。

シニア層に対する意識
○シニア層の採用に対して積極的な企業にその理由を聞くと、「求める人材像にあっていれば、年齢は関係ないから」「現在就業中のシニア層従業員が優秀なため」「専門的業務に対応するため」などが上位に挙がった。パート・アルバイトについては「今後の労働力不足に備えた人材戦略のため」も上位になっている。

シニア層雇用の成果、今後
○シニア層を雇用したことで生まれた成果について聞くと、「適切な業務配分ができるようになった」「業務効率、生産性の向上」「従業員の定着による人件費の削減」などが上位に挙がった。